看護師の仕事にやりがいを感じて、長く勤め続けたいと希望している人は多いだろう。しかし、快適な状態で働きたいなら、生活リズムを整える努力を怠ってはいけない。その理由は、生活リズムが乱れると、たちまち心身に悪影響をもたらすからだ。まずは、睡眠時間を十分に確保することがポイントだ。
日勤をしている人は、夜更かしは避けてほしい。睡眠時間が不足すると、疲労回復が遅れて仕事に支障が出てしまう。もしも睡眠時間が足りないことを自覚した時は、休憩時間に仮眠をとるようにしよう。10分から15分ほど昼寝をするだけでも、十分に睡眠不足を補うことができるはずだ。
しかし、夜勤がある職場で働いている人の中には、生活リズムを整えることが難しい人もいるかもしれない。そのような場合には、就寝時の環境を整えることが重要だ。夜勤が終了したら、心地よい環境で眠れるように用意しておこう。温度や湿度を調節するために、エアコンで空調管理をすると良いだろう。また、寝心地のいい寝具を揃えておくことも大切だ。シーツの肌触りや、枕の高さは自分に合うものを選ばなければならない。
さらに、安眠できるように、寝る前の食事や飲み物についても配慮してほしい。ニンニクやトウガラシなど、スパイスが効いた食事は興奮するので回避するべきだ。さらに、コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインが入った飲み物は目が覚めるので、夜勤明けに飲むことは避けたほうがいいだろう。逆に、温めたミルクやココア、ハーブティーなどは安眠効果があるのでおすすめだ。